だれでも出来る!仔羊をさばく会!

仔羊をさばく会の幹事をしたので、やったことをメモ。

①調理室を借りる
どこか公民館とかの調理室を下見、借りる算段をつけます。
都内でも1時間600円とかのとこもあります。
鍋や包丁もだいたいついてます。

②人を集める
ある種一番大変なとこです。確実に来てくれそうな人の予定を抑え、スケジュールを組んで人を呼びます。
ここで失敗すると十数kgの肉と骨の塊を持て余すことになります。

③仔羊を買う
我らのミートガイで購入
http://item.rakuten.co.jp/themeatguy/10004754/
値段は枝肉の重さによって変わります。
今回は16kg 27,000円でした。
解凍方法にもよりますが、3日前くらいに届くようにすると良いです。

④肉を解凍する
冷蔵庫で3日ほど保存して解凍します。肉男がくれた資料によると1kgあたり4時間が目安だそうです。
冷蔵庫の温度が低すぎると解凍されないので注意してください。一番高い温度でも多分大丈夫。
また、一人暮らし用の冷蔵庫でも、庫内をカラにして棚を全て取り除けばなんとか入ります。


氷がふんだんにあるなら2重ゴミ袋に入れ氷風呂につけると状態もよく解凍できるみたいです。
目安は1kg辺り2時間。
ただし、尋常じゃない量の氷がいります。業務用の製氷機とかじゃないと追いつかないレベルの量がいります。
ゴミ袋で防水すると浮かぶので、沈めるのが結構大変だったりします。
ので、あまりおすすめしません。

⑤肉を運ぶ
カートが便利
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ダンボール内に氷を詰め込むなどして保冷に努めて運んでください。

⑥会場の準備
借りた会場に運び、肉はさっさと開放してドンと調理台に置いて撮影タイムを楽しみましょう。

地味なとこですが、ガス台はだいたい元栓がしまってるので注意しましょう。

⑦買出し
参加者の作りたいものに合わせ、スーパーで買出ししましょう。

⑧さばく!
肉と肉の間の膜を切り開き、関節まで辿り着いたらその周りを切り取って関節を外します。
無理にざくざく切るのではなく、膜を剥がす気持ちでやるのがコツだと思います。
腱とか脂はどうしようもないので切ってしまいましょう。

肋骨周りのお肉は美味しいです。鉈で切り落とす、糸鋸で切断する、剪定バサミでぶった切るなどして背骨から外し、丁寧にラムチョップを作りましょう。
鉈でやった場合は確実に刃こぼれします。出刃でやっても同じ。覚悟して挑みましょう。

剪定バサミってこういうのね
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⑨料理!
ある程度捌いたら、出来た肉で捌きと平行して料理をしましょう。事前に仔羊レシピを探しておくと楽しみが倍増します。

⑩肉の小分け
人数にもよりますが食べきるのは難しいので、おみやげように小分けにしておいて冷蔵庫に保存しておきましょう。

⑪お片づけ&ゴミの分配
片付けます。備品を元の場所に戻すのは結構大変なので事前に確認しておきましょう。
ゴミは全て持ち帰りが基本なので、小さくわけて参加者でわけて持ち帰りましょう。

⑫肉や余った素材、料理の分配
肉も骨も料理も余さず持ち帰りましょう。
骨は出汁取ると美味しいです。コツは脂をまめに捨てながら出汁を取ることです。

⑬帰ってからの料理
常温にさらされた肉は早めに食べきりましょう。再冷凍してもいいですが美味しさは落ちてしまいます。塩漬けなんかも楽しいかもですね。


だいたいこんなものだろうか、、

こないだやった時は16kg 27,000円を11人で捌き、買出し等で買ったのも含めて参加者で分配し、会費3500円になりました。人件費等々はなしで完全割り切りでこの値段ですね。
おみやげ肉もそれぞれ1人前くらいはあった気がします。

それでは楽しい捌く会ライフを!