捕食者なき世界

はてさて、アウトプット復活とか言って一回書いただけで数ヶ月放置してまして、なんとも口だけで行動がともなってないですね、、

とりあえず誕生日に決意表明なるものをする機会を頂き宣言してしまったので、アウトプットなるものをしていきたいと思います。

生物多様性」という言葉があります。

Wikipediaによると

生物多様性 (せいぶつたようせい、英語 'biodiversity', 'biological diversity') とは、生態系・生物群系または地球全体に、多様な生物が存在していることを指す。

生物多様性の定義には様々なものがあるが、生物の多様性に関する条約では「すべての生物(陸上生態系、海洋その他の水界生態系、これらが複合した生態系その他生息又は生育の場のいかんを問わない。)の間の変異性をいうものとし、種内の多様性、種間の多様性及び生態系の多様性を含む」[1]と定義されている。

となっています。

はい、はっきり言ってイメージが掴めず「ふーん」で終わってしまうと思います。
私自身がそうでした、この本を読むまでは。

捕食者なき世界

捕食者なき世界

この本を読む意義としましては
生物多様性が失われた世界がイメージできる」
ということです。

生物多様性が失われた世界、なんだかSFの世界のような感じもしますが既に世界中で観測されているのです。


狼の消えたイエローストーン国立公園、ラッコが失われたアリューシャン列島、ピューマの一掃されたカイバブ。

なかでも私が衝撃を受けたのがダム湖に沈み、かつての山の頂が島となった場所での出来事です。

捕食者を支えられるだけの大きさがなくなった島がどうなっていったか。

青々と茂る美味しそうな木々は徐々に姿を消し、代わりに頑丈な蔓やトゲだらけのまずそうな植物がどんどんしげってあたりを埋め尽くし、鳥もその地を見捨てて去っていった。「想像しうるかぎり最もおぞましい土地だった」とターボーの門下生で、グリ湖で調査のリーダーをつとめたケン・フィーリーは言う。

この島では、捕食者の代表格となる狼などの肉食獣はもちろん、昆虫を大量に捕食するアルマジロなども生き残ることができない大きさの島となりました。

そこで跋扈したのがハキリアリたち。夜に細々と行っていた葉切りを、捕食者の目がなくなったため昼も夜もなく行った結果トゲとツタが蔓延る死の世界が出来上がったのです。

人間がちょっと手を加えたお陰で死の世界が作れるのです、人間にハキリアリよりは懸命な判断ができることを期待します。