鹿をばらばらにしてきた

レポするまでがイベントですとのことなので、肉塊写真多めでお送りします。料理は他のかたが頑張ってるので!

今回は前々回の子羊の二倍くらいのエゾ鹿!
枝肉で40kg、子羊の倍量!
生きてた頃は65kgくらいだそうですんで、だいたい成人男性ですね。

会場ついたらすでに撮影会始まってて肉塊の周りに人だかり!お決まりの取ったどー写真とかやたらとアップで撮ったり原型のあるうちに取りまくりました。








鯖烏賊さんの緩い挨拶ののち、たかきさんの脊椎への鉈の一閃を皮きりにみなさん一斉に肉塊に飛びつく!




私も叩ききられた左胴下部分を独り占めしていじくりまわしました。

子羊の時触れなかったヒレ肉に目を付け包丁を入れてみる。最初は要領がわからなかったが触ってくうちに手でばりばり剥がせることにきづいて感動!



膜で他の筋肉と隔てられているらしくちょっと包丁入れれば簡単に取れた。調理班にヒレ肉を美味しくしてもらってるうちにロースの解体に取りかかる。

肋骨の膜を切り骨と肉の間をなぞるように少しずつ分解。途中大きすぎて取り回しが鬱陶しいのでどうにかできんかと背骨に包丁いれてみた。

枝肉を突っついてたときには想像もつかなかったが椎間板を狙っていけば簡単に切り離せた。伝説の包丁さんに一歩近づいたと思ってにまにましつつロース切除完了!

後は他の方に楽しみを譲って、撮影したり食べたり幽庵漬け作ったり鉈で骨髄取り出したりやたらと関節外したり無駄にTKG食べたりしてました。






今回はみなさん粒揃いだったのか成長したのかやたら綺麗な肉が量産されていて美しかったです。股を綺麗に掃除したりするのもやってみたかったな。


残念なのは四肢が最初から外されていたので取り外すところから楽しめなかったこと。子羊のほうが解体は楽しいかもしれない。圧倒的に鹿の方が旨いけど。

おもしろかったのは開催から数日たった今日、親の背骨の病気について話を聞きつつ枝肉を想像して納得していたこと。絵を描く人とかは解体やってみると筋肉の構造わかって楽しいんじゃないねしょうか。

写真の現像とか顔隠しとか色々やってたら遅くなったけどこんなもんでしょうか!楽しかったのでみなさんどんどんやるといいです。肉はブロックで牧場歩いてるわけじゃないので。